コーヒー豆の選び方|「おすすめはどれ?」と聞かれた焙煎士が、まず聞くこと

ZABUUN COFFEE ROASTERS のキャラクターが、たくさんのコーヒー豆の袋を前に、どれにしようか迷っているイラスト

「おすすめはどれですか?」

実は、これが一番困る質問です。

うちに置いている豆は、全部おすすめです。だから「これです」とは、答えられない。

かわりに、僕はこう聞き返します。

「普段、どんなコーヒー
飲んでるんですか?」

コーヒー豆を選ぶとき、僕がまず知りたいのは、その人がどんな味を好きなのか、です。


目次

「おすすめはどれ?」と聞かれた僕が、まず聞くこと

普段どんなコーヒーを飲んでいるか。それを聞いてから、もう少しだけ細かく聞いていきます。

酸味がすごく強い、きれいな酸味なのか。甘酸っぱい、イチゴみたいな感じが好きなのか。甘いメロンのような味の雰囲気が好きなのか。コーヒーだってすぐわかるような感じが好きなのか。どんなのがいいですか、って聞きます。

この中に、ひとつでもピンとくるものがあれば。そこから先は、だいぶ絞れます。

きれいな酸味が好き、という方に。

COSTA RICA / LA LIA MILL

レモングラスやライムのような、澄んだ柑橘。白ワインを思わせる華やかさ。青りんごやマスカットの瑞々しさ。雑味のないクリーンな口あたりのまま、静かに消えていきます。

甘酸っぱい、イチゴみたいなのが好き、という方に。

COLOMBIA / LA HOYA FARM

熟した果実のジューシーな甘さから、いちごのような甘酸っぱさへ。そこにキャラメルのようなやさしい甘さが重なります。冷めてくると、甘さの奥からほんのりビター感。

甘いメロンのような雰囲気が好き、という方に。

ETHIOPIA / GUJI ANASORA

華やかな香りと、明るい甘さ。アプリコットや桃のような果実感が広がります。冷めてくると、メロンのような香りと繊細な甘さが現れます。


酸っぱいコーヒーが苦手なら

「酸味が苦手なんです」。これもよく言われます。

酸っぱいのが苦手と言われたら、酸味の感じがちょっと柔らかい感じの、今で言うたらルワンダとか、そんなんを勧めるかな。

RWANDA / NYAMASHEKE

カシスやベリーのような果実感から始まって、チョコレートのようなコク。そこからオレンジを思わせる明るい酸が立って、最後は黒糖のような甘さが残ります。

酸がないわけではありません。ただ、その出方が柔らかい。「酸っぱい」より先に、甘さのほうが残ります。


「フルーティーなコーヒー」って、どういう意味?

「桃」「アプリコット」「メロン」。うちの豆の説明には、そんな言葉が並びます。でも、果物を入れているわけではありません。

フルーティーってことは、酸味というよりは、ちょっとフルーツ感が強いやつやから。例えばエチオピアだったら、お花の香りとか、モモとかアプリコットの雰囲気があって。で、冷めてきたら、メロンの甘みが出てくるみたいなのが、フルーティーかなってイメージ。


迷ったら、まず「どの方向が好きか」から

コーヒーの味は、きれいに3つに分けられるものではありません。ひとつの豆の中に、果実感も、酸味も、甘さもあります。

そのうえで、「どれを選べばいいかわからない」という方のために。最初の入口として、3つの方向だけ置いておきます。

フルーティー寄り → ETHIOPIA / GUJI ANASORA

酸味系 → COSTA RICA / LA LIA MILL

どっしり系 → RWANDA / NYAMASHEKE


少量ずつ試して、気に入ったものを見つける

最後に、いちばん現実的な話を。

まずドリップバッグで、いろんな味を一旦試していただいて。で、美味しかったら、次は豆か粉で、100gとか200gで買っていただく。そういう流れがいいんかなと思います。

それでも決めきれなかったら、「フルーティーなものが好き」「酸味は苦手」「甘さやコクのあるものが飲みたい」。それくらいで大丈夫です。お問い合わせから好みを教えていただければ、その方向で、今あるコーヒーをご案内します。

新しい豆が入ったら、
LINEでお知らせします。

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